活動のねらい
人の並びや距離を人によって変えたりすることで、負担なく行える。スピードで勝負したり、設定した時間に一番近いチームが勝ちにすることで、楽しみ方が変わる。
チームの結束力を高める。
準備する物
ボール(ビーチボール等)、タオル、紐付きクリップ
進め方
①2人一組向かい合ってお互いタオルの両端を持つ
②タオルの上にボールを乗せたまま、目標(3角コーン)の周りを1周して帰ってくる
③運んだボールは次のペアにパス
④どのチームが早く全ペア回せたかはやさを競う
ルールのアレンジ
みんなで並んでスタートからゴールまでボールを送る速さを競う
隣との距離を近づけて
↓
隣との距離をとって
役割別の支援のポイントとリスク管理
ゲーム進行役
- 風船が割れたときに備えた予備の準備、動きが大きい参加者がどの位置にいるか・無理しないために適応できるルールがあるか考える、得点管理
- 参加者の疲労具合を観察し状況によって休憩を挟んだり終了時間を早めたりなど臨機応変に対応する。
チームリーダー
- 参加者の円の中心に座り風船が全員に回るように支援する
- 参加者同士の距離感に危険がないか注視し、必要があれば調整する
ボランティア
- 風船のスピードや触れる体の部位に気を使いながら参加者に触ってもらう
- 参加者につき、危険なスピードや顔に向かってくる風船があれば防いであげる
当事者理事がやってみての感想
実際にやってみて、当理事が感じた点は以下の通りです。ぜひ実施する際の参考にしてください。
- 早い風船が顔に当たると痛いし、怖いので、風船のスピードや触れる体の部位には気を使ってほしい
- 互いの距離が近すぎると思わぬ衝突や事故に繋がるので気を付けてほしい
- 立位の人は椅子に座ってもらい椅子から離れてはいけない、コートにラインを作りそれ以上外に出てはいけないといったルールを設けるとリスクを抑えられる
- 進め方にある図では参加者の背後にタオルを固定しているが、死角だとゲームに参加している感がでない。ボランティアさんと一緒にボール運びしていることが目で見て分かる位置のタオル固定が必要
障害者の余暇と就労の充実に向けて
これまで私たちは重度障害者の余暇の充実のため、障害者スポーツイベントの開催や、障害者スポーツのガイドブック制作などを通じて、障害者スポーツの普及活動を行なってきました。
2016年4月に法人を設立し、参加者も協力してくれるスタッフの数も増えてきましたが、財源が都などの助成金がメインであるために活動を拡大していくことが難しくなってきました。また、障害者の方々には、余暇だけではなく、就労意欲を持った方々も多くいらっしゃるため、就労機会を作りたいという思いがありました。
これまでも重度障害のある方々で就労意欲のある方は多くいましたが、通勤が困難なために就労できないという課題を抱えていました。この課題はリモートワークにより解決できるということが言われてきましたが、企業側でリモートワークが浸透していないためになかなか進みませんでした。
コロナの影響により企業側でのリモートワーク環境の整備が進んだこともあり、いくつかの企業様からリモートワークによる重度障害者の雇用に関するお問い合わせをいただくようになりました。
今後さらに「リモートワークによる重度障害者の就労支援」を広げていくため、この度、新たに法人「株式会社CMU Holdings(コミュホールディングス)」を設立することにいたしました。
取材やメディア掲載・講演会などお問い合わせ
CMU Holdingsの想い(グループ会社サイトへ移動します)